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陶鈴作ってみよう①

資料を探してちょっと前に開催されていた兵馬俑展の図録を見ていたら、

『陶鈴』という昔のおもちゃが気になり、作ってみることにしました!


陶器でできた、どら焼き(?)みたいな形状のもので、中は空洞で陶器のボール(又は石)が入っており、振ると音がするというものだそうです。

どんな音が鳴るのかどうしても気になってしまい、再現も簡単そうだったので作ってみることにしました。


〈用意したもの〉

・オーブン陶土

素材です。手芸屋さんで買いました。何種類かある色から黒めのものを選んでみました。

自宅のオーブンで焼けるそうです。スカルピーとかのオーブン粘土と違って食用オーブンでやるなとは書いていなかったので大丈夫だろう…と信じて自宅のオーブンレンジで焼きます。


・ねんどマット

百均で買いました。もともと買う予定はありませんでしたが、お店を物色していたら見つけて、円テンプレが印刷されてあったので役に立ちそう!と思ったので買ってみました。めっちゃ役に立った。


・ねんどヘラ

自前のヘラと百均のスプーンを用意しました。真ん中は木べら、下は鉄ベラです。ぶっちゃけ鉄ベラは無くても大丈夫です。


・浅いお茶碗

型の代わりにと思い百均で買いました。



〈①整形〉

粘土一塊をお茶碗に押しつけて整形しました。スプーンがあるとやりやすい気がして用意したんですが別に手だけでよかった。

なるべく均一な厚みになるようにぐいぐい押し、なんとなく表面を滑らかに。

この時点で既に剥がすの大変だろうなという予感…。

どら焼きの上と下を作ってくっつけるので、あとで同じものをもう一つ作ります。


ヘラでふちを整えます。高さが同じになるように気をつけながら切れ込みを入れます。


切れ込みを入れた上部分を取るとこんな感じにふちが綺麗に出ました!


ふちを整えたらお茶碗から粘土を剥がしてみます。

粘土とお茶碗の間にヘラを差し込んで、お茶碗を回しながらゆっくり切り取っていくイメージで剥がしていきます。

ここで綺麗に剥がすことは諦めました。


粘土が柔らかいので剥がす段階で変形してなんか低いプリンみたいな形になってしまいました。予感はしていた。

これをきれいに整えていきます!


〈②形をきれいに整える〉

木べらで表面をならしました。

こういう時はなんとなく木のヘラの方が滑らかに仕上がる気がする。


ここで円テンプレが大活躍でした。

同じものをもう一つ作ります。

二つできたー!

今回使用した粘土は袋の半分で済みました。ちょっと余るくらいです。

二つを合わせてみたら片方が若干大きく出来上がってしまいましたが、乾燥後に整えることにします。


ちょっと潰れてるけどいいや…


〈③模様を入れてみる〉

無地だと味気ないので、出土品同様模様を入れてみます。

本来は型に模様が彫ってあり、そこに粘土を押しつけて剥がすと凸状に模様が出てくるのですが、型から作るのはめんどくさかったので今回は溝を掘って模様をつけました。

模様をつけるのには、細かいものを作る用の細いヘラを持っていたのでそれを使いました(最初の用意したもの写真に入れ忘れました)。竹串とか楊枝があればそれでできると思います。


(陶製の型も出土しているようなので、次作る時は参考にしつつ型から作ってみたいなと思いました。模様が凸状の方が音がいい響きしそうだし)



余った粘土で中に入れる玉を作ります。

さらに余った粘土でミニ版も作りました。


ここから5日〜1週間程度置いて乾燥させます。

乾燥させ、形を整えて、焼いて、合わせれば完成!の予定です。

楽しみ〜!!(続く)







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